2011年3月11日。
14時46分頃は仕事中でした。
大きな揺れに職場の皆は机の下に隠れ、
私はしばらく様子を見ていましたが
机の上のパソコンが倒れるのを押さえることが
できないことでもうダメだと
皆と同じように机の下に潜りました。
廊下との境になってるプレハブ作りの壁が
身を潜めている机に寄りかかるように倒れ
頭の上に響く衝撃は
天井が落ちているのかと思い
正直、もうダメかと覚悟しました。
そのうちに揺れは収まったので
目の前に倒れてきた壁を押しのけて
机の下から這い出てみると
そこは別世界。
机の下で感じた衝撃は、
天井板が落ちてきた時のものでした。
天井屋根が全て落ちて天井裏が
むき出しになった廃墟のような光景に、
違う世界に来たかのような錯覚。
そのあとは外に飛び出し、
点呼の後で解散。
また部屋に戻って荷物を抱え、
車で帰るも
信号は動かず、
コンビニも長蛇の列。
家族の無事を確認したところで
張り詰めた緊張がようやく解けた事を
覚えています。
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