うちの子は、不登校になって前の学校に行けなくなり、
次の学校として通信制高校を選んだのですが、
通信制高校には、いろいろな背景の子供たちがいます。
見学会で来てくれた在校生
今回、いろんな学校を見学していく中で
唯一、在校生から話を聞かせてくれた学校がありました。
話をしてくれた3人のうち、
二人はクラスという集団が馴染めなかった子たち、
一人は病気から学校に行けなくなった子でした。
その3人はどの子もこちらの目をちゃんと見て
話す子たちで、本当に不登校だった?と
思うぐらい対人的な怖さを感じていないかのような、元気な高校生たちでした。
それでも、昔の辛かった時のことを話すのは今でも辛いだろうと少し申し訳ない気持ちと、そんな状況でも私たち親子にしっかりと向き合って話してくれた気持ちに今でもとても感謝をしています。
勉強したい子供たち
そのサポート校は予備校も併設している事もあって、勉強に力を入れている子もいます。
その高校に実際にいる子らしいのですが、
県内で一番の進学校に通っていたのですが、将来医師になりたいということで、勉強に集中するためにその進学校を辞めて、通信制高校に転校したそうです。
通信制高校の高校生活は、最低限のことしかありません。部活やサークルのような活動もありますが、基本自由。
勉強ができる子にとって授業は退屈。
あの時間は正直もったいない。
だったら自分の将来のことのために自分の時間を最大限振り分けることができます。
友達は必然的に少なくなると思いますが、それでも将来の為に今は我慢して勉強するという選択はアリだと思います。
スポーツ系
自分の周りにはいませんが、
通信制を積極的に選ぶ子供達で一番有名なのは、スポーツに力を入れている子供たち。
うちの子が通う通信制高校は、サッカー選手が多く、
香川真司選手や酒井宏樹選手など、海外で活躍する人たちも多数在籍していたようです。
(面接の時にサインが飾ってあり初めて知りました笑)
最近では、スケートの紀平梨花さんがN高在籍ということで
N高の知名度が一気に上がりましたね。
芸能人
芸能人といえば堀越学園というのは私の世代から有名ですが、
やはり通信制高校を選ぶ芸能人もたくさんいるようです。
私がたまたま知ったのは、「にこるん」こと藤田ニコルさんが
宇都宮にもキャンパスがある、とある通信制高校出身だったというのが最初だったのですが、
その後調べたら、今ではテレビにバンバン出てる女優さんやジャニーズなど
本当に多くの芸能人が通信制高校出身のようです。
不登校の子 VS 自分の道が決まっている子
まだまだ不登校の子の割合が多いのが現状ですが、自分の道を見つけて自分のやりたいことに時間を使うために通信制を選ぶ子たちの割合がどんどんと多くなってきているようです。
個人的には高校は大学に行くための勉強するところだと言う意味合いが強いと思っているのですが、最小限の時間と労力で高校卒業と言う資格を取るために通信制の高校を選択し、勉強以外の時間は自分のやりたいことが見つかっている子はやりたいことに邁進し、見つかっていない子はそれを探すための時間にするという、大学に似たような活用の仕方をする。
うちの子は、半分は学校に通い、半分はバイトをするといったまさに大学生のような生活を送っています。
もちろん、学業のレベルや責任範囲、活動範囲も異なるので同じモラトリアム期間でも成熟度はかなり変わってきます。今の高校生は社会との接点が少し少なく社会に出る準備が足りないと思います。(それを大学生でするんですが)
そういう意味では通信制高校で学校や家庭以外の大人に触れる機会が増えて、メリットも多いのかと。
今後、不安も期待も入り混じってますが、
我が子も、最初に会った在校生の子達のように、成長した姿を見せてくれると嬉しいですね。
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