だれもが無料には弱い:予定通りに不合理

書評

タイトルにもありますが、
「行動経済学」についての本です。

行動経済学とは?

行動経済学(こうどうけいざいがく、英: behavioral economics)とは、経済学の数学モデルに心理学的に観察された事実を取り入れていく研究手法である。

Wikipediaより

つまり、人は合理的に選んでいるようにみえて
それだけではなくて感情などの心理的な部分も
実は多分に含まれていますよ、という学問。

感情、相対性、社会規範などが
選択に大きく影響している事例が
多数紹介されていますが、
その非合理性は、「願望」によるところが大きい。

スターバックスの例

本書にも「スタバ」の事例が紹介されていますが、

「合理性」つまり味や値段だけで選ぶなら
いまやコンビニの100円コーヒーでも充分ですよね。

なのになぜみんな「スタバ」に行くのか。

それは、あのちょっとおしゃれな空間に身を置きたいから。

そんなおしゃれ空間に身を置いてる自分を見て欲しいから。

スタバが、私の好きなコメダのように、
外や他の席から見にくい、隔離されたような空間になっていたら?

スタバで売ってる飲み物が
キャラメルマキアート や、チョコレートマロンフラペチーノ
じゃなくて、
ホットコーヒーやアイスカフェラテ
だったら? (もちろんそれもありますがw)

みなさん500円以上も出して行きますか?

大事なことは、
自分たちが合理的な判断を実はしていない、
ということをまずは理解すること。

その上で、それに甘んじるか、
合理的な判断をしようと抗うか。

それはあなた次第w

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