先日、お友達が実家で営んでいるお茶屋さんの話を聞いてきました。
ご実家のお茶屋さんがご両親も高齢で病気も抱え、経営がピンチだということ。
息子であるお友達がなんとかサポートをしながら建て直しを計りたいが、彼にも本業があり、
かけられる時間は週末が限界。
お子さんや奥様など、家族も年頃でそうそう当てにはできなさそう。
ということで、お友達数名でいろいろとアイデアを出し合いました。
10年後に年商1000万ということで、かなり時間的な余裕はありそうなので、
まずは彼の家のお茶を知ってもらう、そして日本茶の美味しさを知ってもらう機会を少しでも作ることに主眼を置く提案をさせてもらいました。
「家業を継ぐ」というのも、自分自身が違う企業で長く働いてしまうとなかなかすぐには戻れない、今の仕事のほうが安定しているので、そちらからも離れられない等、簡単なことで決断はできません。
家族の理解を得ることも簡単ではないと思います。
(私も例の「ソノツギ」で子供の居場所を始めたときはなかなか大変でした・・・)
しかし、こんなふうに少しずつ関わりながら、時間をかけながら周りの理解と協力を得ながら、
友人や知人の知恵と力を少しずつ借りながら、家業の売上を伸ばしていく。
副業・複業としては、これが一番ハードルが低いのかもしれません。
私の両親は二人とも公務員だったので、両親がそうやってそばで働いているのを目の当たりにする機会がありませんでした。「商売」というものについての考え方がきっと両者ではかなり違ってくるでしょうね。
私が今になって「ビジネス」に興味を持ってきたのはその反動かもしれません。
そういえば、星野リゾートも家業を大きくした結果でしたね。
【星野佳路】家業があるのはチャンス、事業承継はベンチャーの一つの形 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
ファミリービジネスにとって事業承継のタイミングや方法は難しい。親子だからこそ、以心伝心とはいかず、かえって軋轢が生じるケースも少なくない。軽井沢の旅館から大手リゾート会社へ急成長を遂げた星野リゾート...
ご参考まで。
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